司法書士はどんな仕事をしているのかそもそもよく分からない、というお声もよく耳にします。
私自身司法書士の仕事をして10年以上になりますが、ご説明がなかなか難しい部分もありますし、手がけたことのない分野の業務もたくさんあります。
そこで今回は、司法書士がどんな時にどんなことが出来るのかご紹介をしたいと思います。
司法書士が関わるタイミング
- 不動産の売買、建物を新築するとき
→法務局での登記手続き(名義変更、担保設定など) - 不動産の贈与をするとき
→法務局での登記手続き(名義変更) - 住宅ローンを完済したとき、または借換えをするとき→法務局での登記手続き(担保の抹消、付け替え)
- 相続が発生したとき
→法務局での登記手続き(故人名義の不動産の名義変更)、戸籍収集、遺産分割協議書の作成、故人の債務調査、家庭裁判所への提出書類作成(相続放棄手続き)、預貯金、株式等の相続手続き - 会社を作るとき
→法務局での登記手続き(会社設立登記) - 会社の役員が変わったり、会社本店、目的などを変えるとき
→法務局での登記手続き(役員、本店、目的などの変更) - 事業譲渡をするとき
→法務局での登記手続き(本店、商号、目的、役員等の変更) - 会社をたたむとき
→法務局での登記手続き(解散、清算結了) - 借金の相談をするとき
→債権者との支払いについての話合い(司法書士法に定める範囲内)、和解契約書の作成、裁判所への提出書類作成(自己破産手続き)、消滅時効援用(書類作成) - 借家の立退きを請求するとき
→裁判所への提出書類作成(明渡訴訟、強制執行) - 相続対策をするとき
→遺言書の作成補助、死後事務委任契約 - 認知症対策をするとき
→任意後見契約、民事信託契約 - 判断能力の低下によって財産管理や生活の保持が不安な人が近くにいるとき
→成年後見制度利用のサポート(裁判所への後見開始申立書類の作成、後見人就任など)
思いつくままに羅列してみましたが、やはりなかなか整理が難しいです...ここにご紹介出来ていない業務もあります。
司法書士の仕事について少しでも知って頂けたら幸いですが、司法書士として直接対応が難しい業務については、隣接する専門職にお繋ぎすることも可能ですので、こんなことを司法書士に聞いてもいいのかな?ということでも、ひとまずご相談ください!